About Us

はじめまして。平和技術研究所は2015年の創立以来、高性能なフォールディングバイクを皆様にご提供させていただいています。成田空港近郊に所在する当社では、環境に優しいエコロジーなフォールディングバイクの企画・デザインをしており、様々な形で美しい地球を未来の子供たちへ残すため貢献しています。

エコロジー

・私たちが提唱するECOとは、地球に優しい自転車と公共交通機関を高次元に融合させた環境に低負荷なライフスタイルです。

自転車づくりのモットー

・革新的な折りたたみ自転車の開発を通してエコで健康的なライフスタイルを推進!

開発ストーリー

・旅の始まり
ロードバイクをお供に倹約旅行していたが、自転車を梱包するのが面倒だったのと、預入れると追加料金を取られるのが嫌だったので、ロードバイクのように良く走り、市販のスーツケースへ入れて手軽に持ち運びができる折りたたみ自転車を探していた。丁度その頃、折りたたみ自転車ブームの真っ只中で選択肢は、枚挙にいとまがなかった。職場近くのスポーツバイク専門ショップへ毎日のように通いDesigned in USA のスポーツタイプに狙いを定め2007年11月18日幕張メッセで開催されたサイクルモードショーで満を持して試乗した。しかし、カタログで見たイメージと違っていたので諦めた。その後会場中の折りたたみ自転車を試乗しまくったが、これと思うものに出会えなかった。
閉館のお知らせが流れ始めたので諦めて帰り始めるとあるブースの上に目が吸い寄せられた。そこにはパールホワイトに光輝く25thアニバーサリーモデルが飾られていた。しかし、試乗する時間が無かったのでカタログだけを持って帰り、一晩中眺め続け翌日いつもの職場近くのショップへ行きDesigned in USA に良く似たフラグシップモデルを注文した。夏から秋ごろに発表されたニューモデルの自転車は、翌年の春に発売されるので、納車まで半年以上待たされた。ようやく納車されたばかりのDesign in USAに良く似た折りたたみ自転車に乗り、銚子へサイクリングに出かけたところ10Kmも進まないうちに引き返すはめになった。何故ならばちっんと整備されているはずなのにブレーキが全く効かず、前後のブレーキを同時に掛けても殆ど効果がなかったからだ。後で分かったがセミロングアーチ・ブレーキのアームが長過ぎるためホイールへ制動力が充分に伝わらない構造的欠陥だった。メーカーオリジナルのブレーキだったので翌年には予告もなくキャリパー・ブレーキからVブレーキへ変更されていた。やはり外見に惑わされ試乗せずに買ったのが失敗だった。仕方なく改良を試みたが、特殊部品の多い折りたたみ自転車に市販の部品が全く合わず半年で改良を諦めた。もしその時、折りたたみ自転車専用のカスタム・パーツや折りたたみ自転車に詳しいミニベロ専門ショップの存在を知っていたら改良出来たかもしれない……それが長~い折りたたみ自転車探し旅の始まりだった。

その後、折りたたみ自転車に関するありとあらゆる本を読み漁り、折りたたんだだけでスーツケースへ入れられる折りたたみ自転車が、この世に存在しないことを知った。それでも諦めずに2008年11月3日再びサイクルモードショーへ行き片っ端から試乗しまくったが、やはり納得できるもの出会えなかった。最後にダメもとで英国製の折りたたみ自転車に試乗して驚いた。16インチ(349)と小径のため初めから候補に入れてなかったが、以外にしっかりした造りで走行性能も悪くはなかったからだ。また、世界最小の折りたたみサイズと言うだけあって、分解する一手間を加えればスーツケースに収まりそうだった。しかし、いざ買おうとしたら取扱店が近くに無かったので直ぐには買えなかった。

・千載一隅のチャンス!
丁度その頃リーマンショックがあり1ポンドが270円から130円へ一気に円高になったのを機会に2009年1月18日英国へ直接買いに行った。実は、高価な英国製折りたたみ自転車を少しでも安く手に入れたいという思いよりも、ストーンヘンジの遺跡や大英博物館にあるロゼッタストーンを一目見てみたい思いの方が強かった。また、英国製折りたたみ自転車の名前が、超有名百貨店のハロッズがある通り沿いで創業したことからその通りの名前を付けたと聞いていたのでハロッズをランドマークにすれば販売店を簡単に探せると思った。そして、ある自転車雑誌に書いてあった英国では一家に1台以上一人に1台普及している国民的自転車だと紹介された記事を真に受けていたが、英国に着いて直ぐにがせねただと分かった。ハロッズ前の通りとその左右の裏通りとそれらを結ぶ細かい路地までしらみつぶしに探したが、専門店どころか普通の自転車ショップすら発見できなかった。最悪でも乗っている人に出会えればどこで買ったか聞けると高を括っていたが、イギリスへ到着してから誰一人として乗っている人を見掛けなかった。

・犬も歩けば棒に当たる。
ハロッズ前の通りをとぼとぼ歩きながら井上陽水の歌を口ずさんでいた。超プラス思考と言うよりは、ただの能天気なだけである。だからベストを尽くせば最後は何とかなると信じていた。そして、ロンドン名物の赤い2階建てのバスが目の前を通り過ぎた時に閃いた。視点(目線)を変えれば見えなかったものが見えるかもしれないと思いハロッズ前の通りで探すのを諦めヴィクトリア駅のバスターミナルへ向かった。もう当ては無かったので行先は何処でも良かった。発車直前のバスに飛び乗り2階の先頭席に陣取った。するとバスが走り出してからものの数十秒でスポーツ自転車専門店らしきショップが見つかった。しかし、超円高のメリットを活かすためターゲットを希少なチタン製モデルと決めていたので、まだ安心できなかった。ショップへ入ると店の奥に1台展示されているのが見えた。恐る恐る近づいて見るとチタン製モデルだった。展示車以外に在庫が無く好きな色を選べなかったのが唯一心残りであった。

・原体験
次の朝、ハーマースミス駅近くのHOTELから手に入れたばかりの折りたたみ自転車に乗りウォータールー駅まで行きストーンヘンジ最寄りのソールズベリー駅まで電車で輪行した。ソールズベリー駅からストーンヘンジ迄たったの16Km程なので侮っていた。意気揚々と走りだしたが、予想以上に起伏が激しい道と寒風吹き荒む逆風に苦戦を強いられ、予定していた倍以上の時間が経過しても遺跡の気配が全く感じられなかった。何度も挫けそうになりながらペダルを漕ぎ続けると、羊の放牧地の中にストーンヘンジが忽然と表れた。不覚にも思わず涙があ溢れそうになった。折りたたみ自転車での初輪行旅行の感動が、折りたたみ自転車の原体験となった。

・マニアックな世界
帰国してからしばらくはそのまま英国製折りたたみ自転車に乗っていたが、程なく不満が蓄積して改良し始めた。気が付くと車両本体価格よりカスタム代金の方が高くなり、両方合わせると片手以上になっていた。別に自慢してるわけではないマニアックな世界では、これが当たり前でまだかわいい方である。例えばスポーツ自転車の重量を1Kg軽量化するのに10万円と言われておりBefore Afterで約2.5Kg軽量化したのでそんなものである。しかし、こんなに予算を掛けてもまだ満足できなかった。もしかしたら同じ予算で100%満足できるオリジナルの折りたたみ自転車が作れるかもしれないなどとバカなことを考えるようになっていた。折りたたみ自転車に乗り不便な思いをする度にその思いは強くなっていった。しかし、単なるヘビーユーザーに作れるはずがない仕事も忙しいから無理だと自分に言い聞かせ、定年後の楽しみに取っておいた。

・転機
そんなある日、東日本大震災があり地震と津波による甚大な被害を目の当たりにして、価値観が180度転換した。人生なんて儚いもので自分の意思とは無関係にパッと散ってしまうこともあるから、やりたいことは今やらないと後悔することになると悟った。また、東日本大震災以前から決まっていた3月末に行く南房総サイクリング旅行のコースを決めるため震災直後の3月20日にJR松戸駅前のMr.ドーナツに仲間と集合した。しかし、予約してあった宿をキャンセルして、サイクリングを中止にした。当然、東日本大震災の話題となり、天災はいつやってくるか分からないが、原発事故は人災だから原発に頼らない世の中にするため自分たちに出来ることは自分たちで直ぐやろうと話し合った。しかし、何の取柄もない我々に出来そうなことは皆無だった。唯一興味があり役に立てそうなのが折りたたみ自転車であった。出来るか出来ないか分からないが、趣味の延長ならば楽しみながら続けられるだろうと原発に頼らない社会に貢献出来る折りたたみ自転車造りを決意した。

・コンセプト

まず初めに社会に貢献出来る折りたたみ自転車について話し合った。
①ピュアロードレーサー : 走行性能に余裕があれば心にも余裕が持て、いざという時に危険を回避し易い。
②抜群の収納性 : 通勤通学時間帯の公共交通機関へ持ち込めるギリギリのサイズと形状は、スーツケースだと結論した。そして、折りたたんだ姿もスーツケースのように薄く縦長にする。また、3辺の折りたたみサイズが、それぞれ市販のスーツケース以下ならば市販のスーツケースへそのまま収納して、旅先へ気軽に持ち運び乗れる。
③抜群のポータビリティ : スーツケースのように縦長に自立させて片手でのスムーズな移動を可能にするキャスターを装備する。例えば東京駅のように在来線のホームと新幹線のホームの間が離れていても持ち上げずに片手で転がせる輪行キャスターがあれば楽勝である。
④ジェントルデザイン : 折りたたみ自転車に誰でも気軽に乗れるように精神的または物理的な障害を取り除いてバリアーフリー化する設計思想である。「地球に優しい自転車と公共交通機関を高次元に融合させた環境に低負荷なライフスタイル」を1人でも多くの人に実行して欲しい。折りたたみ自転車に尻込みしているユーザーが、乗っても良いかなと思えるような優しいデザインにする。
以上社会に貢献出来る折りたたみ自転車の4箇条が、PATTO BIKEのコンセプトとなった。

・SINCE 2011
初めは、幼稚園児よりもへたくそなスケッチを100枚以上書いた。すると不思議なことに漠然としていたアイディアが次第にはっきりしてきた。しかし、それこそ絵に描いた餅なので、これで本当に折りたためるのか全く自信が持てなかった。その頃は、CADどころかパソコンにもほとんど触ったことがなく確認する手段がなかった。別にパソコンが苦手とか嫌いとかではなく使う目的もないのに無駄だから必要な時に揃えれば良いと思っていたら数十年が過ぎていた。仕方なく昔使っていた建築用設計道具を引っ張り出して利用した。また、実際に折りたためるかどうかを確かめるために、出来るだけ正確なサイズと形状で各パーツを製図しようと、常に小さなノギスとメジャーをポケットに忍ばせて、気になる自転車を見掛けたらサイズを計り参考にした。そして、全くの自己流だが8か月掛けて1枚の設計図を書き上げた。

設計図通りに製作してくれるパートナーを探すため2011年11月6日サイクルモードショーへ向った。当初のサイクルモードショーは、国内外からありとあらゆる自転車関連のメーカーが出展する自転車業界の人が一堂に会する感が強かった。しかし、誰も引き受けてくれそうになかった。唯一関西のメーカーが名乗りを上げてくれたが、チタン専門メーカーのためメインフレームの曲げ加工が、どうしても出来ないという理由で泣く泣く断念した。時間だけが虚しく過ぎ去り年が変わっても手詰まり状態であった。何とか打開しようとサイクルモードショーで集めたパンフレットを改めてチェックしていると袋の底にあった1枚のポストカードに目が止まり、ハンドメイド・バイシクルの匠J氏から直接手渡されたことを昨日のことの様に思い出した。藁にもすがる思いで2012年1月9日の朝一番に電話を掛けると、その日の午後に合う約束をしてくれた。早速、仕事の合間を縫い1枚の設計図を携えてJ氏宅を訪ねるとJ氏は快諾してくれた。

J氏は、手書きの設計図を基にCADを使って2D詳細図と3D設計図を数週間で書き上てくれた。しかし、順調なのはそこまでだった。なぜならば私もJ氏も試作するための自前の工房を持っていなかったからだ。唯一自由に使える工場が信州の山奥にあったが、往復するだけでまる2日かかり、交通費だけでも馬鹿にならなかった。試作するときは一度で上手くいくことなどめったに無く何度も何度も修正しなければならなかった。特に折りたたみ自転車のプロトタイプとなると尚更である。仕方なく近所の工場を借りたが、使えるのは工場が休みの日曜日だけなので休日を返上して試作を繰り返し2012年12月2日にプロトタイプ1号が完成した。

・セカンド・ステージへ
一昔前ならば世界の自転車製造拠点と言えば日本だった。しかし、今はすっかり台湾にお株を奪われてしまった。また、技術的にも台湾が世界の最先端を行っているので量産するならば台湾と決めていた。2012年3月8~10日に台北で催された世界最大のサイクルショーで量産してくれるパートナーを探すため台湾へ渡航した。台北のサイクルショーは、自転車関連のありとあらゆるメーカーが所狭しと軒を連ねていた。それは、あたかも幕張メッセに秋葉原電気街がそのまま引っ越して来たような騒ぎでした。だから自転車好きにとっては、おもちゃ箱をひっくり返した様なもので一日中見ても見飽きる事はなかった。しかし、本来の目的である量産を依頼するパートナーを探すには、あまりにも情報量が多すぎて、的を絞り切れずに這う這うの体で退散するしかなかった。

プロトタイプ1号の試乗と改良が一段落するまでに量産してくれるパートナーを決めなければと焦っていた。灯台下暗しとはよく言ったものでプロトタイプ1号の試作を手伝ってくれたJ氏が、台湾の事情にとても詳しことを後から知った。2013年3月20~23日の台北サイクルショーへJ氏と共に訪れた。そこで欧米や日本の自転車メーカーからの依頼で数多くのOEM製造を手掛けるJ社のC社長と初めてお会いした。そして、日本から持参したプロトタイプ1号を見せながら量産の依頼をするとC社長は力強く握手してくれた。その瞬間に夢がかなったと思い安堵しつつ、両手を添えてC社長の手を倍の力で握り返した。また、我々のホームグラウンドが、成田空港近郊にある地の利を生かして、台湾への日帰り出張も可能だったので大いに助かった。これで全て上手くいくと思ったら束の間で、そんなに甘くはなかった。これでもかと試作と試乗に2年4ヶ月費やして、ようやく2015年7月9日に量産へこぎ着けることが出来た。

そして、遂に2015年11月6日~8日のサイクルモード・ショーでPATTO BIKE 451が発表・発売開始された。

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